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フラット35 4カ月連続金利上昇
住宅ローンでお住まいの購入をされる方が大半かと思いますが、変動金利、固定金利ともに最低水準で推移している現在、先の負担が確定する固定金利のフラット35を検討される方も増えてきました。
また、フラット35は実務的にも民間の変動金利の審査が難しい方が通りやすい面も手伝い、一時期より審査が機械的となり、厳しくなったとはいえ、未だフラットだから買えた、という方もいらっしゃいます。
そのフラット35が、最近徐々に金利上昇をみせており、2月の最低金利も上昇となりました。
「買取型」の2月の適用金利は、返済期間21年以上35年以下(融資率最大9割)で、年1.28~1.94%(前月1.27から1.94%)となり、最低金利が4か月連続で上昇、返済期15年以上20年以下の金利も0.01%引き上げ、1.23%となりました。
金利はどのようにして決まるのか?
そもそもフラットの金利は10年国債(長期金利)の影響を大きく受け、連動する傾向があります。
住宅ローンは、民間金融機関でフラット35などを申し込み、利用しますが、このフラットの債権を住宅金融支援機構が買い取って証券化します。
証券化されたフラットの債権は、市場を通じて機構債と言う形で機関投資家に販売される仕組みです。
この機構債の利率は毎月20日前後に表面利率が発表されます。
国が取り扱う安全な債権である機構債を機関投資家は購入しますが、この機構債の利率が国が発行する債券である10年国債の利回りに連動する性質となっているので、2月のフラットの金利が、1月20日前後(今回は1月22日)の10年国債の利回り(長期金利)を反映した形で機構債の利率となったのです。
実は、22日以降、新型肺炎のリスクが表面化するなどが影響し、長期金利は下がっていっています。
22日以前は、新型肺炎について、リスクが過小評価され、むしろ少し上がっていたタイミングもあり、今回の上昇につながってしまいましたが、タイミングが前後していれば、金利は下がっていた可能性もありました。
これから住宅ローンをフラットで、とお考えの方は、気にする点として、『10年国債の金利推移』で、20日前後に前月比でどう動いているか?を見ていれば、翌月の固定金利の動きが少し見える事になります。
10年国債の金利はそうドラスティックに変動するものではありませんので、そこまで神経質になる必要もないと思いますが、上昇傾向と見るか、下降傾向と見るかで、住宅ローンを組む際の参考にはなるかもしれません。
また、長らく長期金利が上昇傾向となれば、その後、変動金利への影響も懸念されますので、むしろ変動金利で住宅ローンをお考えの方、もしくは住宅ローン返済中の方がこの長期金利は注目する指標かもしれません。
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