新型コロナウイルス感染拡大で県教育委員会が県立学校の再開を十三日に延期したのを受け、市町村でも三日、小中学校などの再開延期を決定する自治体が相次いでいます。

感染者数が多く、県より長い期間の臨時休校にしたところもあり、未だ決めかねている自治体もあるようです。　（東京新聞新型コロナウイルス問題取材班）

感染者数が県内最多の川口市は、東京に隣接している為、お子様の安全を考慮し、市立小中高校の再開を八日に予定していましたが、十九日まで休校、二十日再開に決めました。

入学・始業式は八日に規模を縮小して行い、休校中に登校日を一日設けます。

さいたま市は、七～九日に入学・始業式を実施した後、十日から大型連休明けの五月六日まで分散登校を行うと発表しました。

分散登校は、一教室の人数を十数人以下に抑えられるよう、各学校の裁量で児童・生徒を学年や学級ごとに三分割し、三日に一度登校させる形式で、授業は午前中のみで、給食や部活動は実施しません。

期間のうち平日は十五日あり、子どもたちは計五回登校する形。電車通学などが多い高校などでは時差登校も認めるとのことです。

この期間は臨時休校扱いで、児童・生徒が登校を見合わせても欠席とはしません。

県と同じ十三日から再開としたのは、蕨、川越、所沢、入間、狭山、日高、飯能、新座、朝霞、越谷、三郷、八潮、吉川、久喜、蓮田、熊谷、本庄市、上里町など。

入学・始業式は多くの自治体で、八日に実施します。

秩父、加須、幸手市、杉戸、宮代町などは予定通り八日または九日から再開とし、十日まで授業は午前中のみで、十三日からは給食も再開する予定です。
 

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