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次世代住宅ポイントって何？

渋澤　百

不動産購入キャンペーン・サービス建売住宅注文住宅マンション2019年12月08日

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お住まいを購入される際、最近では、ご購入を後押しする様々な制度がありますね。

消費税率アップの度に設定される、いわゆる『住宅ローン減税』が代表ではないでしょうか。

住宅ローン減税もややこしいと感じる方が多いと思いますので、別の回に説明しますが、今回、その存在を知らない方がいるかもしれない『次世代住宅ポイント制度』についてのお話です。

次世代住宅ポイント制度とは、消費税率アップに伴い、税率還元策の一環として、消費税率10％が適用される一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。

対象住宅の要件

所有者が自ら所有する住宅＝新築住宅(注文住宅・分譲住宅)が対象となります。

注文住宅に関しては、所有者となる方が発注（工事請負契約）する新築住宅であって、新築分譲住宅では、所有者となる方が購入（不動産売買契約）する新築住宅が対象です。

対象期間

注文住宅の新築の対象期間は

工事請負契約が
①２０１９年４月１日以降、または
②２０１８年１２月２１日～２０１９年３月３１日の間のもの、

建築着工が、
①２０１９年４月１日～２０２０年３月３１日、
②２０１９年１０月１日～２０２０年３月３１日の間で、

引き渡しが、
①②共に２０１９年１０月１日以降のものとなります。

新築分譲住宅の購入の対象期間は

建築着工が
２０２０年３月３１日までのものが対象で、

売買契約が、
２０１８年１２月２１日～２０２０年３月３１日の間であり、

引渡しが、
２０１９年１０月１日以降のものとなっています。

現時点（２０１９年１０月１日の引渡し要件はすでに満たしているので）で分かりやすく言えば、どちらも、
２０２０年３月末までに契約をしたもの
となります。

対象住宅の性能要件など

対象となる住宅の性能要件等は以下の通りです。

発行されるポイント

発行されるポイントは１戸あたり最大で350,000ポイントで、１戸の申請が20,000ポイントを超えなければ対象となりません。

上記、一定の性能を有する住宅のうち、『高い性能を有する住宅』であれば、それだけで、350,000ポイントが付与されます。

『一定の性能を有する住宅』でも、300,000ポイントが付与されます。

一般的には、30万ポイント以降は、『家事負担軽減に資する住宅設備』を備えていれば、ポイントを重ねる事が可能です。

家事負担軽減に資する住宅設備を設置した住宅の場合のポイントは

と、9,000ポイント～18,000ポイントの付与があります。

住宅性能や、設備に付与されたポイントの合計がその住宅の獲得ポイントとなって、申請により、様々な商品との交換ができる、という仕組みになっています。

交換できる商品のイメージとしては『カタログギフト』のような感じだと思います。

こちらの申請は、申請に必要な書類を揃え、申請書と共に提出するなど、いかにも役所に届ける形で、面倒ではありますが、350,000ポイントであれば、定価で約35万円程度の商品と交換となりますので、対象の住宅を、対象の期間中にご購入された方は是非、利用するべきです。

現在、お住まい探しの最中の方も、2020年3月中の契約が期限ですから、まだ間に合います。

35万円得する為に、住宅を購入するわけではありませんが、少しでもお得な期間中に、機会を生かして頂ければと思います。

ちなみに、この制度、予算が1300億円分となっており、予算に達したら終了となる予定です。10月時点で、まだまだ余裕のある状態ですので、恐らく突然ストップには、今回はならないのでは無いかと思います。（以前、同じような制度で、エコポイント制度は突然予算切れとなり、駆け込みで大変でした…）

住宅ローン減税と合わせて利用可能な制度ですから、是非、参考にしていただきたいと思います。

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