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地震調査委員会が地震発生確率を公表
南海トラフ地震は遠いところの話じゃありません渋澤 百地域の情報:坂戸・鶴ヶ島地域の情報:川越・東上線災害・防災と不動産2020年01月27日坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市の不動産売買はお任せ!モモホームブログです。
1月24日に国の地震調査委員会が1月1日時点での地震の発生確率を公表しました。
また、南海トラフ地震で3m以上の津波が発生する確率も、今回初めて公表されました。
西日本方面を襲った巨大地震と言えば『阪神淡路大震災』を思い出す方も多いかと思います。
当時は早朝、関東地方でも揺れを感じて目覚めた方もいたのではないでしょうか?
『南海トラフ地震』と言うと、なんとなく『西日本方面の』あの地震と似たような感覚で捉えていませんか?
30年以内の南海トラフ地震発生は70~80%
(FNN HPより)
公表された30年以内の地震発生確率によると、宮城県の陸寄りの沖合でマグニチュード7.4前後の地震が起きる確率は30年以内に60%程度。
青森県東方沖および岩手県沖北部で起きるマグニチュード7.9程度の地震は、これまでの5~30%の確率から、6~30%とわずかに上がる結果となりました。また、南海トラフでマグニチュード8~9の巨大地震が今後30年で起きる確率は、2019年と同じ70~80%と依然高い確率となっています。
北海道十勝沖から根室沖の千島海溝、東日本大震災の震源となった日本海溝、相模トラフなどの南関東の地震は切迫度が最大ランクとなっており、海溝型地震の確率は高いままとなっている。
今回初めて公表された南海トラフ地震で3m以上の津波が発生する確率は今後起きる確率が高い南海トラフ地震に対して「現実的な備え」を促しています。
(FNN HPより)
東北から九州の沿岸の352の市区町村のうち71市区町村が「3m以上の津波が襲う確率が26%以上」という結果が出ています。
3メートル以上の津波は、静岡県の伊豆地方や中部電力浜岡原発のある御前崎市付近のほか、和歌山県、高知県の大部分、三重県、徳島県の南東岸、大分県、宮崎県の一部など計71市区町村で「26%以上」となっています。
三重県や高知県の一部は、10メートル以上の津波も「6~26%」と高くなっています。
26%というと「さほど高くない」と感じる方もいるかもしれませんが、この26%というのは、調査委員会によると「約15%と言われている交通事故で怪我をする確率よりも高い」ということです。
高さ3mの津波に実際に襲われれば、木造住宅が全壊、そして流出するという深刻な被害をもたらすレベルです。
南海トラフ地震は今後30年で70~80%の確率で起きます。
ただちに備えを整える必要があるという意味でも今回、この津波の確率が公表されたといえるでしょう。
今回は例外的として『最大級』の想定は外されましたが、以前公表された最大級の被害想定では、政府の中央防災会議などは2012年、M9・1で最大級の「南海トラフ巨大地震」が起きた場合、津波は高知県黒潮町と土佐清水市で最大34メートルとなるほか、東海から四国の太平洋岸に20~30メートル級が来るとする被害想定を発表した。最悪のケースの死者数は最新のまとめで23万1000人に上るとしています。
南海トラフ巨大地震がM8~M9のレベルで発生した場合、埼玉県は他人事でいられるのでしょうか…?
南海トラフ地震は遠い所の話ではない
東京都の被害想定
これほどの巨大地震となれば、東京にも津波がやってきます。
外海に面する神奈川県などは10mを超える予測がありますが、東京都は湾内に余波がやってくるので時間的にも対応する余裕があるように感じます。
ただし、インフラの被害や、建物倒壊、死者数を見ると、『普通の地震ではない』事がよくわかります。
埼玉県の被害想定
内陸の埼玉県はもちろん津波としての予測はありません。
ただ、本当に東京都の津波により海面上昇が3mとなるのであれば、埼玉県でも河川に沿ったエリアが必ず安全とは言い難いのでは、と思います。
埼玉県内、特にモモホーム掲載エリアの坂戸市・川越市(東松山市など近隣含む)の河川は東京都に流れ込みます(荒川水系)。
また別エリアですが、江戸川の水系も合わせ、埼玉県内にも関わらず潮の満ち引きや大潮等の時に川の水位が上昇するような河川は、東京湾の水位がダイレクトに影響している河川です。
ボートに乗れば東京湾に出ていけるような河川は、昨年の台風19号並の大雨に見舞われるなどの複合災害となれば、3mの津波はそのタイミングによっては他人事ではないかもしれません。
また、坂戸・鶴ヶ島・川越・日高エリアで言えば、入間川・荒川流域に沿うエリアは『揺れやすい』エリアでもあります。
特に川越市から富士見市、ふじみ野市~朝霞市などの上り方面は『川沿い』ですから、全体的に大きな揺れに見舞われるリスクがあります。
鶴ヶ島市など河川がほとんど無いエリアや、日高市などの山の固い岩盤質に囲まれるエリアは県内でも『揺れない』エリアと言えます。
西日本方面の話、と思っていた南海トラフ地震ですが『巨大地震』となれば、埼玉県でも700棟もの倒壊家屋が出るかもしれない『他人ごとではない』災害なのです。
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