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羽田新ルートの試験飛行開始
朝霞市・和光市上空は新ルート直下に渋澤 百不動産購入日々あれこれ地域の情報:川越・東上線マンション2020年02月02日坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市の不動産売買はお任せ!モモホームブログです。
羽田新ルート試験飛行開始2020年3月29日から運用が始まる羽田空港の新飛行ルートで、実際に乗客のいる旅客機で東京都心の低空を通る試験飛行が2日午後に開始されました。
試験飛行は管制手順の確認や騒音の影響を測ることが目的。3月11日までに計7日間程度おこなう予定となっています。
現ルートと新ルートこんなに違う
現ルートと新ルートを比較するとこんなに違います。
東京では渋谷や新宿などの繁華街上空や港区や品川区の高級住宅街やタワーマンション付近を超低空で大型旅客機が飛行する事から騒音や落下物などの懸念が広がり、未だ反対する住民も多く、注目されています。
時間帯は限られているものの、ピーク時には約2分に1回の頻度で航空機が飛来する事となるため、ルートに関わる地域に住んでいる人にとっては、不動産価値も含めて懸念があるのは当然と言えます。
埼玉県上空も無関係ではありません
モモホームHP掲載エリアは東武東上線北坂戸~川越駅エリアですが、広く東武東上線エリア(埼玉県)で見ると、この羽田新ルートは無関係ではありません。
埼玉県ではさいたま市や川口市、蕨市上空も新ルートに掛かり、さいたま市方向からのルートは荒川を渡り、東京都に入る手前で『朝霞市』と『和光市』の真上を通過します。
グーグル南風時飛行ルート案より
埼玉県の朝霞市や和光市の上空でも悪天候時の飛行高度は約915mとの事ですから、東京スカイツリー(634m)の1.5本分と考えると相当低く感じます。
そもそも新ルートの目的は東京五輪も念頭に今年までに訪日外国人客を年間4千万人に増やす目標を掲げていることがあります。
新ルートによって1時間当たりの発着数が10回増えて最大90回になり、そのほかの運用改善と合わせて、早朝・深夜を除く国際線の発着数は現在の最大年6万回から、なんと9万9千回に増えます。新ルートは、新宿駅付近で高さ約900メートル、恵比寿駅付近で約700メートル、大井町駅付近で約300メートルの超低空を飛ぶこととなります。
大井町駅周辺では、掃除機やパチンコ店内に相当する最大76~80デシベルの騒音がすることになり、ルート周辺の住民には騒音への懸念が根強くあるわけです。
埼玉県内の想定騒音レベルもさいたま市や川口市の飛行高度約900mのルート直下付近で66~70デシベルとなっており、バスの車内や電車の車内程度の騒音に見舞われることとなります。
また、航空機からの落下物についても当然に懸念があり、政府答弁によれば、平成21年4月1日から平成28年10月31日までの間の確認された落下物件数は全国で437件と、全体の飛行件数から言えば「滅多にない」のかもしれませんが、ルート付近の住民からすれば、決して無視できないデータです。
文句を言っても3月29日から始まるこの新ルート、東京の高級住宅地エリアやタワマン林立エリアの価値に変化をもたらすのか、埼玉県、東武東上線沿線で言えば、朝霞市や近隣の志木市周辺のエリアや和光市エリアの不動産相場に影響をもたらすのかは注目されます。
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