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新型コロナウィルス『エアロゾル感染』の可能性も
マンション配管から感染!?渋澤 百日々あれこれ災害・防災と不動産マンション2020年02月21日坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市の不動産売買はお任せ!モモホームブログです。
エアロゾル感染の可能性を指摘
昨日、中国の保健当局は、新型コロナウイルスに関する新たなガイドラインを発表し、これまでに主な感染ルートとして挙げていた飛沫感染と濃厚接触による感染に加えて、密閉された環境で長時間、高濃度の「エアロゾル」にさらされた場合には、「エアロゾル」感染が起きる可能性があると指摘しました。
これまでの「飛沫感染」とのレベルの違いは、粒子の大きさにあるそうで、最小単位である「空気感染」と「飛沫感染」の間にあるのが、「エアロゾル感染」。
「飛沫感染」の場合は粒子が大きいので、漂うレベルでは無いようですが、「エアロゾル感染」の場合、粒子が小さいので、漂う時間があり、濃度が薄いものの、長時間さらされる事で、感染の危険性が生じます。
「汚水配管からも?」香港の高層マンションでエアロゾル感染
そんな中、香港では青衣(チンイー)島のタワーマンションで、離れた階に住んでいる居住者が汚水配管を通じて感染した可能性があることを衛生当局が11日に発表しました。
感染者が出た高層マンションに立ち入り調査を行う検疫官のようす(周庭 Agnes Chow Ting@chowtingagnes)
香港特別行政区政府の健康保護センター(CHP)の発表によると、患者の1人は、当該マンションの「07号棟」の10階に住んでいる62歳の女性。当局が女性のアパート内を調査した結果、ユニットバスの汚水配管が完全に塞がれておらず、空気が逆流していることが判明、エアロゾル感染が疑われています。
通常のマンション汚水・排水の配管は逆流を防ぐため、U字の配管が入っており、U字部分に水を貯め逆流を防止していますので、これにより、「マンションが危険」とはなりません。
ただし、配管に損傷があったり、U字配管が長期未使用により、水が枯れていたりすれば、危険が生じます。
お風呂や洗面、キッチン、トイレなど、配管を通して感染の危険があるとなれば、同じ建物内の感染者が出れば、危険性が一気に高まることとなります(香港の当該マンションは全員避難した)。
より粒子の小さい「空気感染」とは違うので、中国の保健当局も、『密閉された環境』で『長時間、高濃度』のエアロゾルにさらされた場合と、かなり条件をつけたうえで感染の可能性に触れている」と指摘しています。
そして、エアロゾル感染は電車やオフィスの中など通常の生活空間で起きるものではなく、今回の新型コロナウイルスの感染予防としては、とにかく飛まつ感染や接触感染に注意して対策する事がより重要なようです。
現在のところ、高齢の方以外に命に関わるような事態にはなっていないのも実情ですが、何と言っても「未知」のウィルスという事で、心理的な恐ろしさが倍増しています。
通勤・通学で電車やバスをご利用の方は「解明」されるまでは、しばらく厳重警戒が必要のようです…。
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