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被害が無くても支払われる
新タイプの地震保険誕生渋澤 百不動産購入日々あれこれ災害・防災と不動産2020年03月08日坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市の不動産売買はお任せ!モモホームブログです。
もうすぐ3月11日、東日本大震災から9年を迎えます。
西日本の方にとっては阪神淡路大震災が記憶から消えないように、東日本の方々にとっては、東北を中心とした地震であっても、関東にも十分なインパクトを残した東日本大震災はまだ記憶に新しいかと思います。
その後の熊本の震災も経て、地震保険への意識の高まりや、支払保険料が膨大になった事で、地震保険の保険料も値上がりするなどして現在に至ります。
被害が無くても支払われる新タイプの地震保険
日本国内では、震度6の地震が起こる確率が0%の場所はない、と言われています。
日本中、どこに住んでも震度6の地震にいつ見舞われてもおかしくないという事です。
今回、東京海上日動では、震度6弱以上の地震を観測すると、「住宅に被害があっても無くても」保険金が一定額支払われる新しいタイプの地震保険を作りました。
本来、地震保険は地震の際に建物や家財に被害が出た場合に備える目的であり、地震が起きてから、被害のあった住宅などで保険会社が損害の程度を確認してから保険金の支払額が決まる仕組みとなっています。
しかし、昨今の大地震では、被害が甚大、多くの家屋などに損害が出てしまうため、査定に時間が掛かり、保険金が支払われるまでに長ければ数か月を要する事もありました。
保険金は、損害を受けた方にとっては、生活を再建するための重要な資金でもあるので、支払いに時間が掛かれば、それだけ再建に影響が出てしまいます。
このような事情を見て、東京海上日動は、震度6弱以上の地震を観測すれば、建物などの被害があってもなくても保険金が支払われるという新しいタイプの地震保険を作りました。
地震保険を含む、損害保険は被害額に応じて支払われるのが原則ですが、この新しい保険は被害の査定をしないで支払いを行う為、早ければ数日で支払われます。
保険料は年間で約1万円、震度に応じて10万円から50万円の保険金が支払われ、販売開始は8月となっています。
高額な保険金が支払われるわけではありませんが、地震で被害を受けた直後の生活再建のための資金を考えると、場合によっては命に関わる数十万円になる方もいるかもしれません。
(表:東京海上日動HPより)
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