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コロナ禍で都心離れが加速の傾向も…
埼玉県は全国唯一の…!渋澤 百不動産購入地域の情報:坂戸・鶴ヶ島地域の情報:川越・東上線不動産投資不動産の売却2020年06月27日坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市の不動産売買はお任せ!モモ・ホームブログです。
コロナウィルス感染拡大により、緊急事態宣言が発令され、全国的に外出自粛、県をまたいでの移動がほとんど出来なくなって、お仕事も在宅、テレワークとなった方も多いのではないでしょうか?
緊急事態宣言が解除された今、長い外出自粛期間、在宅勤務となった方々のお住まいに対しての意識に変化が起きているようです…。
コロナ禍で都心離れが加速
東日本大震災の際、関東でも大きな被害が出ましたが、関東県内では埼玉県は東北から離れた横浜や東京、千葉などより被害が小さかった事から、被災地はもちろん、神奈川や千葉、茨城などから埼玉県への移住を相談する案件が激増しました。
災害が起こると、日常の生活の考え方、優先順位に変化が起こり、今の利便性よりも『安心・安全』への意識が一気に高まります。
また、社会構造の変化も伴えばそれは加速して、常識が変わっていきます。
今回のコロナウィルス感染拡大により、これまでずっと問題とされながら解決の糸口すら見いだせなかった問題に変化が起き始めています。
東京一極集中の意識に変化
現在1400万人近い人々が暮らす東京都は流入人口は社会問題となるほど一極集中化が進んでおり、今後も継続される前提で開発などが進んでいます。
隣接する埼玉県ですから、随分埼玉県から東京都へ移住してしまうのだろうと思いますが、実は埼玉県はなんと東京都をも上回る『2008年から連続140カ月』にわたり『転入超過』を継続中、その転入超過数も全国トップ3なんだそうです!
また、東京に出ていってしまう人口と東京から埼玉に流入する人口の差し引きにおいても、東京から埼玉に転入する人の数が2019年で6428人と大幅な転入超過状態なのです。
ちなみに東京都の転入超過数がマイナスなのはなんと全国で唯一、埼玉県に対してだけだそうで、首都圏の中でも『コスパ』の良さが大きな魅力となり、存分に魅力を発揮している状態かもしれないですね…。
このように実は以前から、埼玉県は流入超過の状態、しかも対東京都でも超過を維持出来ているのですが、今後、このコロナ後にはさらにその傾向が加速しそうです。
外出自粛期間が長らく続いた影響により、自宅勤務を通して、お住まいや地域、家族、働き方への考え方に大きな変化が起きている方が多くいらっしゃるようです。
東京都心アクセス必須なら東武東上線
これまでの埼玉県への流入と言えば、川口市や越谷市方面、またさいたま市が中心でしたが、これら人気エリアの不動産価格の上昇が激しく、中には東京と変わらない価格帯となっていることもあり、最近ではモモ・ホーム掲載エリアでもある東武東上線沿線の下り方面への移住を検討するご相談はどんどん増えています。
リモートワークが可能な企業にお勤めの方にとっては都心までの通勤時間が1時間程度の坂戸市~川越市の住宅は東京の相場と比べれば価格帯はもちろん、広さなども桁違いに感じ、そういった意味で『余裕のある』時間や『贅沢な』広さなど『豊かな』生活を得られるのかと思います。
都内やさいたま市などアクセスなら川越線のコスパは優秀
都心に通勤では無くても、さいたま市や東京市部への通勤圏内として、川越線沿線も変わらず人気があります。
東京都心への通勤であれば、乗り換えを伴いますが、さいたま市、川越市、八王子市方面の市部へのアクセス、西武線などへのアクセスが良好で、相場が高め、もしくは駅近の物件入手が困難な西武線沿線より、安くて広い川越線へ興味を持つ方も多くなっています。
駅周辺では、日常生活に支障が出ない程、生活施設が充実しており、同じ予算でも広い物件が視野に入る川越線沿線は『便利で丁度いい田舎』として、東京などの都市部から埼玉県の田舎暮らしを考える方からは以前より人気のエリアで、川越市や日高市の川越線沿線は移住してからの満足度は高いエリアとしてお勧めです。
この15年間で転出人口より転入人口が24万人も多い埼玉県
これまで『海無し県』の代表として関東でも栃木県や群馬県とは、不人気バトルを繰り広げてきて、自虐映画を喜ぶほど打たれ強くなっていましたが、実は東京から『丁度いい』距離の『丁度いい』価格で『丁度いい』広さの『丁度いい』田舎暮らしが出来る魅力あふれる県なのかもしれませんよ?
東京や横浜など、私も『ブランド』として憧れの街ではあるかもしれませんが、お住まいを考えた時には、やはり『東京都』や『港区や江東区』、『横浜市』、また『タワーマンション』などの『ブランド』の料金として数千万円上乗せされるかと思うと、冷静に考えて頂きたいなぁ、と思います。
さらに言えば、首都圏のブランド力のある人気エリアは、そのほとんどが湾岸エリアなど地震や水災に対して不安があるエリアです。
東京都心に住まうリスク
都心離れの一因として、阪神淡路大震災や東日本大震災も大きく影響しています。
湾岸エリアはインフラが地下化され、共同溝として地下に入っている地域が拡大しているのですが、過去、渋谷で起きた『共同溝火災』や地震による『液状化』などの被害が出た場合…、東京区部下町エリアは都心をドーナツ状に囲み、東京直下地震発生の場合、都心を取り囲む木造住宅火災により、都心から湾岸部は陸の孤島となる可能性を指摘されています。
電気やガスなどが麻痺した場合、復旧には最短の場所でも48時間、長くて2週間と言われ、物資の流通が戻るには更に時間を要します。
リーマンショック後に人口減少や不動産価値の減少に歯止めをかけるべく、都市計画を見直し、東京都では『タワーマンション』の建設が可能となりました。
これにより人口が急増し、マンションも面白い程売れましたが、交通インフラや教育保育施設はマンションデベロッパーがするはずもなく、全く手つかずで人口だけが増大、待機児童問題や、駅から数分のマンションでも電車に乗るのに何十分…、埼玉から通っても変わらないのでは…。
また、都市計画により、高層マンションが可能となりましたが、特に地盤などの安全性が担保されたわけではありません。
人口を増やしたい、区部の経済的な理由で可能となっただけで、地盤が大丈夫、技術的に大丈夫、が理由では無い点は理解しておかなければいけません(実際に免震ゴムデータ改ざん事件はありましたね…)。
建物自体は強いタワーマンションですが、災害への脆弱さは昨年の豪雨により露呈され、ブームにもさすがに陰りが出てきました。
今後はその多くが外資による『投資目的』で購入されているタワーマンションなど都心高級マンションの『膨大な修繕費』や、将来起こるであろう『投資からの撤退』による『ゴーストタウン化』も懸念されています。
私も含む、誰もが憧れる都心住まいや高層マンション、このようなリスクについては『売る側』はほとんど説明しません、もちろん…。
憧れの『ブランド』品を購入する時は、その『不都合な部分』には『盲目』となり、購入者すら気付かないようにしてしまうケースがすくなくありません。
確かに埼玉県は格好良くはないかもですが…
このコロナウィルス感染拡大後、コロナ後の『ポスト・コロナ時代』への変化で、そういった部分に都心住まいの方が、長期外出自粛などを通して気付くきっかけとなり、都心離れが注目されることとなったのかもしれません。
特に20代や30代の子育て世代や都心にこだわりそうな若い世代が、前述の理由や、物価が高いなど経済的な理由も加え、都心離れの中心となっています。
経済的な負担と暮らしやすさを冷静に考え、コストパフォーマンスの高い東京周辺エリアへの興味が高まっているのです。
東武東上線沿線や川越線沿線、西武線沿線など、都会への電車でのアクセス、高速道路などの利便性、広さと価格のコストパフォーマンスの高い『丁度いい』埼玉県の『豊かな』暮らしに興味を持ってみてはいかがでしょうか…?
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