-
敷地の境界を確定しましょう
良好な近隣関係は大事です!渋澤 百売却不動産・不動産管理土地不動産の売却2019年11月22日昨日のブログで≫境界確定測量についてお話しました。
土地はもちろん、中古住宅の場合であっても、特に個人間売買でご売却する敷地の面積は不明確なままでは、価格の付けられず、売却自体困難となります。
ご売却を考えた時に、その準備として敷地の境界を明確にする事であり、それが「境界確定測量」です。
今回は、その準備や流れについてのご説明です。
川越市・坂戸市・鶴ヶ島市・日高市の不動産売却はお任せ!
境界確定測量の流れ
境界確定測量は、測量作業を伴いますので、素人ではほぼ不可能です。
土地家屋調査士の方にお願いする事となります。
モモ・ホームでも提携の土地家屋調査士の方々がおり、お客様のご依頼を受け、確定測量などを行います。
まず、当人に成り代わって資料を手配するなどが出来るよう、お願いする土地家屋調査士の方に委任状を提出します。
その際に、確定測量を行う対象地について、過去に測量したり、境界を設置した際の資料があれば、それも添付する事で、参考に作業が進められます。
この先からは、実際は土地家屋調査士の方の指示に従い、お任せする事となりますが、何が行われるかと言うと
①役所調査など
(市役所や法務局などで、公図や測量図、道路関係の資料等の調達)
②現地調査
(資料を基に現地の調査、現況の調査を行います)
③実際に測量作業に入る旨、近隣へのお知らせとご挨拶
(これが意外と大事です!挨拶無しに作業を始めると後で大変なことになる可能性があります)
④立ち合い日程調整
(近隣の方に境界の立ち合いをお願いし、立ち合い可能日時などの確認と依頼をします)
⑤測量作業
(現在ある既設の境界標を測量を行います、地中の境界標も出来る限り掘ったりして探します)
⑥境界ポイント算出
(測量をかけたデータを元に、地積測量図など調達資料との突合を行い、差異を確認し、調整をかけて、整合性のある境界点を算出します)
⑦逆打ち
(算出した境界点を現地に、境界となる予定のポイントとして印を付けたり、仮杭を設置します)
⑧ポイント確認と再調査(逆打ちのポイントが、境界ブロックの位置などから見て整合性があるか、支障が無いかの確認、実際にそのポイントに境界標がないかの再調査を行います)。
⑨役所協議
(道路との境界については、役所に立ち合い依頼をします)
⑩官・民立ち合い
(役所立ち合いのもと、道路との境界点の確認を行います)
⑪隣接地の方との境界点の立ち合いと確認を行います。
(上図の場合、①~④のポイントの立ち合い確認をそれぞれA~Eの方々に立ち合って確認してもらいます)
⑫境界標設置
(立ち合いで、境界点を全て確認してもらい、承諾を得た上で、そのポイントに正式な永久境界標を設置します)
⑬境界確定図の作成
(境界標設置後の写真・実測平面図・横断図・求積図・公図写しも添付した、「境界確定図」を作成します)
⑭成果作成
(隣接地の方(上図A~E)に境界確定図添付の確認書へ著名押印をもらい、作業が完了します)
ざっくりですが、以上の工程を経て、無事、敷地の正確な面積を確定することが出来ます。
それに基づいて、登記されている謄本の面積と統合し、差異があれば、さらに地積変更登記などが必要となる場合もあります。
作業に要する日数や費用は、対象地の測量や立ち合いの難易度により十数万~数十万まで、さまざまです。
土地形状が複雑であれば、境界ポイントの数も増え、隣接地の数が増えれば、立ち合い人数も増えますし、また、相続などで、利害関係人が増えればその分の人数も増えます。
境界ポイントの数や確認書に頂く押印の数が増えれば日数や費用は増えます。
ここで、境界確定において、一番大事な準備があります。
良好な近隣関係
です。
これは、直前になって出来る事でもありませんが、境界確定の作業に入り、③のお知らせやご挨拶の段階で、ご近所関係が上手くいっていない、犬猿の仲、等の場合、⑪の立ち合いの予定について、上手くいかなかったり、⑭の段階で納得してくれず、押印してくれない、など、ハンコ一つ押して頂けずに確定出来ない、非常に時間が掛かる、などのケースは少なくないのです。
ご売却などを検討する場合、どうせ売ってしまうからなどと、ご近所付き合いを手薄にしてしまったり、関係を悪くさせてしまったりすると、いざ本当にご売却の時に思わぬ苦労をするかもしれません。
特に空き家や空き地など、放置して管理をしっかり行わない状況が続けば、良好だった近隣関係の悪化を招く恐れもあります。
譲り受けた土地の場合は仕方ありませんが、現在お住まいの住宅などの売却であれば、いつかは必ず誰かに譲ることになるか、ご売却することになります。
後々の事も考えれば、一生住み続けるのと同じように、ご近所との友好関係は非常に大事です。
いつ譲ることになるか、いつ売却を考えるか、などがまだ分からない状態でのご相談でもモモ・ホームは大歓迎です。
準備は早いに越したことはなく、またそうする事で、タイミングを逃さずにすみます。
昔の建物、相続したご実家や放置状態の空き家など、土地建物に潜んでいるかもしれないリスクを知る事で、売却時の想定外の負担を回避できるかもしれません。
不動産売却のご相談はモモ・ホームにお任せください!
東武東上線・東武越生線・JR川越線、坂戸市・鶴ヶ島市・川越市・日高市のお住まい探しや資金プラン、不動産売却・買取・運用・管理のご相談はモモ・ホームにお任せください。お電話かメールでもお気軽にご相談ください。
メールでの一般的なご相談はこちらから
モモ・ホームHPへ
ブログトップへ