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建売各社の特徴は?(3)
飯田グループ編渋澤 百不動産購入建売住宅2019年09月16日坂戸・鶴ヶ島市・川越市・日高市の新築戸建は新築戸建仲介手数料無料のモモ・ホームにお任せ!モモ・ホームブログ
マイホームを新築建売住宅でご検討される方々へ建売住宅各社の特徴をご紹介します。
前回までで、『飯田グループホールディングス』6社の内、①東栄住宅②タクトホームまでご紹介致しました。
建売各社の特徴は?(3)
今回ご紹介は③アーネストワン④アイディホーム⑤一建設⑥飯田産業の4社です。
まず、4社に共通する点からご説明していきます。
この4社に共通するのは、前回までのご説明でも登場した、『飯田一男氏』が設立した会社である、という点です。
『ワン』『アイディ』『一』『飯田』と飯田一男氏の名前に由来するネーミングとなっていますね。
4社の設立の経緯を見ると、各社の特徴もわかってきます。
この中で、一番最初に設立された会社は⑤一建設(設立時は飯田建設工業)です。
建売住宅事業を含む総合不動産業として1967年に設立され、以降、建売住宅業界を牽引する存在感は現在も変わりません。
この⑤一建設は『飯田グループホールディングス』設立時も中心的な存在であり、グループの中核です。
その後、⑥飯田産業が不動産分譲の会社として、1977年に設立されます。
建売分譲地の開発・分譲事業を担っていきます。
③アーネストワンは1981年に設立、主に現場ごとに指示された建物を請け負う、建設請負事業を担います。
1995年に設立されたのが、④アイディホームです。新築建売住宅販売後のアフターサービス・メンテナンス事業を担う目的でスタートしました。
グループ6社の成り立ちの流れが以下、
1967年 ⑤一建設設立
(建売事業含む総合不動産業)
1968年 ①東栄住宅設立
(建売事業含む総合不動産業)
1976年 ①東栄住宅を子会社化
(建売事業・売買・仲介事業)
1977年 ⑥飯田産業設立
(不動産分譲事業)
1981年 ③アーネストワン設立
(建設請負事業)
1984年 ②タクトホーム設立
(建売・注文住宅事業)
1985年 ②タクトホーム子会社化
(注文住宅事業)
1995年 ④アイディホーム設立
(アフター関連事業)
となります。
主に建売住宅・新築住宅を土地の仕入れ~土地分譲~企画・開発~建築~販売~アフターまでの各工程を①~⑥の各社が役割分担していたのが分かります。
中でも、①東栄住宅・⑤一建設は50年以上の建売住宅事業の経験があり、この2社は性格もこの長い歴史の評判も全く違いながら、建売業界での断トツの経験値を持っています。
③~⑥の個別的な特徴
それぞれの会社は上記のようなスタートと経緯を経て、特に⑤一建設の建売住宅をベースに成長してきました。
『ホールディングス』となるまでは、③~⑥どれも名前は違えど中身は一緒、のような会社であった事は事実であり、正直、施工や設計など商品として問題があった時期もありました。
2013年以前の住宅購入者の意見などは辛らつな評価が多いかと思います。
業界にとり、偉大な存在である⑤一建設ですが、残念ながら、建売住宅の『安かろう悪かろう』という負のイメージを作ってしまったの事も否定できません。
『ホールディングス』となった現在は、当時とは比べ物にならないほど、様々な改善や、合理的な効率化は目を見張るものがあります。
変わった点、変わらない点、その詳細は物件のご案内などの機会に全ての会社のご説明をえこひいきなしにお話しするとして、昔のままでは無くなった点は素直に評価できると思います。
③アーネストワン(クレイドルガーデン)
耐震 + 制震の家、QUIE(クワイエ)。全戸の基礎の主筋に、16mm鉄筋。
この2点で『地震に強い家』を最大のアピールポイントとしています。
建設請負からスタートした会社らしい特徴かと思います。
耐震制震装置、基礎鉄筋(ちなみに通常は12㎜~13㎜)、両方とも、完成後の建物を見ても全く分からないのでご紹介した営業マンが知らない、話さないとなったら、お客様は気付くことが出来ません…。
ただ、内装に他の建物と違う点があり、良く質問されるのが、壁の向こう側の躯体接続部の調整や増し締めなどが出来るよう、壁にスリーブ(穴)が開けてあり、蓋が付いてます。オシャレではありませんが、壁を剥がさずにメンテナンスできる工夫で建売住宅唯一と思われます。一度も開けないかもしれない蓋ですが、会社の理念を感じる事が出来ます。
これも、知らない営業マンであればスルーされますが…。
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④アイディホーム(リナージュ)
良く表現すると『オーソドックス』、悪く言えば『無個性』な印象です。
過去の一建設の個性を受け継ぐ、徹底的な『普通』の建物です。
変に工夫されているよりも安心感を得られる方もいらっしゃるので、『普通』の良さ、存在意義は必ずあるのかと思います。
最近では制震ダンパーを装着するなど、耐震・制震性能の向上が見られます。
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⑤一建設(リーブルガーデン)
何と言っても『ザ・建売』『元祖・建売』の一建設ですから、④がいくら普通でも一建設にはかないません。
なぜなら建売住宅の持つ『普通』はこの一建設の歴史そのもの、『普通』の建物のイメージを作り上げた張本人ですから。
『普通の外観』『普通の内装』『普通の装備』『普通の4LDK』『普通の間取り』、日本に普通の『一戸建て』のイメージを作り上げた偉大な会社です。
飯田一男氏の創業の考えに、『中古住宅しか買えないと思っているお客様に新築を買える喜びを』という思いがあったそうです。
確かに、すさまじいコストダウンと工期短縮、人件費圧縮により、成長過程において、正直様々な問題が生じたことにより、『安かろう悪かろう』の時代があった事は現実です。
『ホールディングス』の中核会社となった現在は、設備や性能面でのグレードアップも見られ、中には床暖房装備なども見られるようになりました。
グループ化して、一番改善・進化した会社かもしれません。
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⑥飯田産業
一建設の次に飯田一男氏が設立した古株会社ですが、西埼玉エリアでは、グループ化以前と比べると、展開が縮小傾向にあります。エリアによります。
建物自体も依然と大きく変わらないまま、という印象です。一番変化がないかもしれません。
あえて言えば、外観などが他と少し違ったり、デザイナー的な印象の建物が出たりしますが、中身は変わりません。グループ内で、どう存在感を出していくかが課題でしょうか。
売りの部分と言えば、価格が安い、という面で、予算面で厳しい方の手が届く新築であり、その点での存在価値は大きいと思います。
ご案内などの機会があれば、しっかりご説明できる部分は、まだまだありますので、是非お気軽にご相談くださいませ。
この4社、見方や好みによりますが、残念に感じる方が多いのは、やはり『設計力』の部分でもコスト重視な部分です。
また、①東栄住宅と②タクトホームとの違いとして現場管理と工期についても差があります。
4社は⑤一建設直系の会社達ですから、個性が薄いのは確かです。
ただ、『普通』であること『パンチの無い間取り』だったりすることは、意外と大事でもあって、例えば車のスポーツカーとワンボックスのように、時とシチュエーションによって使い分ける事が出来る物と違い、何十年も『飽きず』『使い易い』変化していく家族の為の間取りとして、50年の月日を掛けて作られた『普通』であることは間違いないと思います。
日本人の家族の普通の生活を50年間、提案し続けてきた『飯田グループ』の『普通の建物』達。
年間45000棟(2019年時点、2022年現在は6万棟超)という圧倒的な販売棟数が、『普通が一番』を証明しているのかもしれませんし、きっと今後も、『普通の住宅』の座を譲ることなく提供し続けるのかもしれません。
それがベストかどうかは、ご家族の価値観、好みの問題ですが、ぱっと見の印象だけでなく、長い目で見た時に、『飽きず』『使い易く』『メンテナンスしやすい』かは考えた方が良さそうですね。
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お住まい探しは、ある程度早めと思いながら皆さん動き始めていると思いきや、様々な手続きの忙しさや、中古住宅や土地の購入では、イレギュラーな事態も起こりうるので、意外に時間が掛かる事で、慌てる方も少なくありません。
特に気に入った土地・建物で、意外なトラブルの種を発見したり、改善や解消に時間を要するケースも稀にあります。
思ってもいなかった時間や費用で、計画が狂ってしまうことなどが無いよう、是非、早めにご相談いただき、しっかり準備しながら、楽しいお住まい探しを始めてください。
≫モモ・ホームで家探し・土地探しご売却・買取のご相談は、そのままの状態でご相談いただき、不動産の個性と履歴を知る事から始めましょう。
昔の建物、相続したご実家や放置状態の空き家など、土地建物に潜んでいるかもしれないリスクを知る事で、売却時の想定外の負担を回避できるかもしれません。
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